前回の絵のお話に続いて、絵の描き方云々のお話です。
前回のお話。 Cintiq16 購入 アルバムジャケットを自分で制作したいという活動の一環で絵を描く。 ……とかプロフィールに載せてるのに絵の話全然してないやんけーっ、という ... 続きを見る
絵を描いているお話
今回は私が大好きなゲーム、Sky ~ 星を紡ぐ子どもたちから。
先日まで開催していたイベント「夢かなう季節」のイメージで描いたものです。
前回の記事で絵柄を変えたと書きましたが、今回はその絵柄を変える前の手法(良く分かっていない)で描いたものです。
線画を残すか残さないかであったり、レイヤー分けを細かくするかどうかであったり、そんなところです。
ざっくりと説明します。
Sky 星を紡ぐ子どもたちの絵を描いたお話
下書き
本当は線画を先に描いていたのですが、いつのまにかいなくなってしまっていました……。
ポーズに関してはスクリーンショットを撮っていたのでそれを見ながらザックリとラフの線画を描きました。白背景に黒のペンで清書もしない感じのかなりざっくりしたものを描いていました。今回は線画を残さないので、本当にラフ程度の線画です。
そして、それを元に下塗りの色をガシガシと塗ったのが上記のものです。
翼、服、足など、各パーツごとにレイヤーを分けています。
今回はとても暗い背景のため、色塗りは背景を暗く塗ってから始めました。
暗くない時でも塗り始めの背景を暗くすることは多々あって、背景が黒か白かで、色塗りの時にどんな色を塗れば合うかの印象が大分違います。
背景が白いと黒い時よりも濃く見えるんですよね。
次に、今回はアイススケートが舞台となっていて地面は氷なので、その氷を描いていきます。
キャラクターの下に別レイヤーを作ってガシガシ描きます。
これを描いてるときは本当に何も考えていません。
ガシガシやってればそのうちいい感じになってくれるやろ、くらいの感覚で濃くしたり薄くしたりガシガシ描きます。
ブラシで塗りたくったものを指先ツールで伸ばしたり、ざらつきのあるブラシで付けたりたりを何度か繰り返しました。
それでだいたいこんな感じです。氷にはほど遠いですがひとまず満足しました。
キャラの影付け
前回は全て共通で影を描きましたが、今回は各パーツごとに影を描きました。
管理が難しくなりますが、あとあとの調整がしやすいです。
ちなみにスクリーンショットを撮って下書きはしましたが、この塗りの時点で完全にオリジナルで塗り始めています。
だいたいのパーツは乗算でグレー系の色をガシガシを塗り、指先ツールでグリグリします。
指先ツールは最近使い始めましたが、色の馴染ませにとても便利なものなのだと今更認識しました。
全体の色付け
今回の絵は、こんな感じで縦長です。
イベントではライトアップが色鮮だったため、全体にその下塗りをします。
赤緑青黄色、鮮やかにガシガシと全体を塗りました。
スクリーンや発光レイヤーなどにして馴染ませました。
レイヤーは一番手前にしています。キャラクターの色も変わります。
要所要所でスプレーツールで薄く塗ったあと、更にぼかしをかけてうっすらとしたものにします。
地面部分になる氷も呼応するかたちで色付けました。
覆い焼き、スクリーンなど、いくつかを組み合わせて個人的に好きな具合を見つけ出します。
しかしまだ氷っぽい雰囲気は出てくれません。
そこで、ややザラついた表面のテクスチャを合成したところ、いい感じに氷っぽくなってくれました。やったぜ。
あれこれ試しているうちに出来た偶然の産物です。
レイヤーはあれこれ試してビビットライトの合成が一番しっくりきました。
背景部分はすこしぼかして光沢感を強めました。
ここでだいたいの全体のイメージが固まりました。
ここから仕上げます。
まだまだ全体が暗いので、明るさを求めていきます。
仕上げ
なんとなく背景をキラキラと豪華にしていきます。
難しいことは何も考えません。氷があるからキラキラさせよう!くらいの感覚でキラキラさせています。
ついでに空もキラキラさせたれ!くらいの感覚で空もキラキラさせています。
適当すぎる。
それに合わせてキャラクターもあざやかさを出しました。
足元の氷に反射して自キャラが映り込む表現です。
キャラクターのレイヤーセットをそのままソックリ複製して上下反転し、氷に乗せたら形を良い塩梅に調整します。覆い焼きで合成してほぼよい透過率でこんな感じです。
舞台に立っているので照明の表現を足します。
ブラシであったものをそのまま使っています。
左右からの光を足し、色味を調整して完成です。
今回は仕上がりまでの日数は、一日2~3時間で4日ほどでした。
個人的には、この線画を消した塗り方が得意になりつつあるのですが、しっかり線画があった塗り方をしたいというのがあって、今勉強中です。
その前に曲を作れ清水。
Sky 星を紡ぐ子どもたち
清水が一昨年の冬頃から始めたスマホのゲームで、ドハマりしています。
美しい背景と音楽、言葉のない世界が織りなすストーリーが魅力的なゲームです。
基本的にストーリーはさほど長くなく、クリアが容易ですがクリア後も何度も楽しめる要素があり、また定期的にイベントが開催されています。
イベントをしっかり楽しむには課金が必要ですが、基本無料プレイで十分楽しめ、またガチャ的な要素が無いのも特徴です。
興味がありましたら、是非。