Unity。
ゲーム制作で良く聞く名前のプラットフォーム。
だいぶ以前に手を出そうとして、意味不明すぎて一瞬でほっぽりだしたあれこです。
3Dとか謎すぎますねんなんやねんあれ。
が、去年末から少しずつ勉強して、色々と身につけることに成功しました。
Unityとは
そもそもunityとはなんぞやか、ということですが。
ゲーム開発をするうえ、その基本となるエンジンといえば良いでしょうか。
ゲームに関わらず、他にも様々な制作関係でこのUnityが用いられています。
ゲームの基盤をいちから作るのではなく、まずこのUnityが基本となって進めていく、という感じでしょうか。
そういうとRPGツクールのようなものを想像しますが、unityに関しては自由度といいますか、できる幅は無限大のエンジンです。
外部からパーツやシステムを取り入れたり、なんかもう、それはもう、色々できます。
いや私もそんなに詳しいわけではないので、うまく説明できません。
とにかくゲーム制作がめちゃくちゃ捗るエンジン。それがunity。
Unityで何をやっているのか
Clusterとの関係
なぜUnityなんぞに手を出したのかというと、Clusterのワールド制作でとても重要になります。
以前より、Clusterであれこれ活動をしたり遊んだりをしていましたが、そのワールドを作る際にもこのunityで制作をするということ。
Clusterは、日本発のメタバース空間で、数年前から音楽仲間界隈で少し遊ぶ程度にあれこれやっていて、昨年からは配信を行う場所のホームとしてこのClusterを利用していました。
Cluster内には様々なワールドがあり、自由に行き来が可能です。
VRChatをご存知の方なら、同じ感覚で想像できると思います。
自分でもワールド制作が可能で、去年までは清水が制作したごった煮ワールドを使って配信をしていました。
その時の様子
音楽雑談配信やってます
最近告知ばかりで、記事的なものを全然書いていませんでしたが、久しぶりに記事的なものです。清水です。 以前、ITC Studioのイチャローさんとオトカプセルの斬 ...
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Clusterのワールド制作は、クラフト機能というものがあり、いわゆるMinecraftのような感覚でパーツを組み合わせてゲーム感覚で制作が可能です。
それで床を敷き、壁をたて、建築物を生成するのです。
あれこれ楽しくやっていたのですが、ある時限界がきました。
本来ワールド制作でやりたかったいろいろなことが、このクラフト機能だと不可能だということが分かったのです。
それは、ワールド間を自由に行き来できるようにしたりとか、今鳴らしている音をみんなに共有する機能だったりとか、Cluster内でこういうことをやりたいと思っていたことが、クラフトで制作するワールドでは出来ないということでした。
そして、それはUnityで制作したワールドであれば可能ということのようでした。
UnityでのClusterワールド制作
Clusterには「cluster creator kit」というものが存在し、unityでワールドを制作する人向けの基本キットのようなものです。
これをunityに導入し、この基礎から自分の自由にあれこれ制作をしていくとのこと。
まずそもそもそこから謎、という状態から清水はスタートします。
unityのバージョンがあれこれとか、そもそもcreator kitは何をするものなのか、とか。
あれこれ色々な解説サイトがあるのであちこち見ながらまずは基本の導入から始めます。
ちなみにこの時点で以前手を出そうとしたときは挫折しました。
数日かけて色々とじっくり調べた結果、基本の導入に無事成功しました。
ここから何をするべきなのか。
Clusterにはクラフト時に使える様々なパーツがあったのですが、それらはどうやらこちらでは使えない模様。
代わりにいくつかのパーツがサンプルであったのですが、圧倒的に数や種類が足りない。
それらはどうやらUnity Asset Storeというパーツ専用のサイトやBoothなどで探して手に入れるようです。
無料のものから数万円するものまで様々なものがありました。お、お金がとけるぅ
まずはいきなり凝ったことをするのは無理と判断、全方位を囲った家の形をしたものを作るところからスタート。
使い方を調べながらああでもないこうでもないとやりながら試行錯誤し
家が完成!
……したんですけど、なんだか色々おかしいです。
ソファの影のつきかた、そもそも影の方向がおかしい、天井に謎の光がある。
これらは色々設定をちゃんとやってなかったからということが後々わかるんですが、そんなことを延々試行錯誤していました。
去年末から約1ヶ月、詳しい方々のアドバイスもあり、あれこれ試行錯誤した結果、まずは一軒家を完成させることが出来ました!
みんなで大画面を見ながらワイワイできる楽しめのワールドを公開できました。
このワールドはClusterにログインして「UD - My home」で検索をすれば誰でもいつでも入れる場所になっています。
よかったら遊びにきてみてください。
Clusterでのワールド制作継続中
そんな試行錯誤を経てのワールド制作の技術。
今も継続してワールド制作を行い続けています。
大きめのシアターホールを作ったり
バーを建築したり。
あれこれ制作中です。
このあたりはまた別途記事で紹介します。
Unityでのワールド制作で必要だったもの
これらのワールド制作をする際に何が必要だったか。
あれこれを完結にまとめます。
作り方とか詳細は他に細かくまとめてくださっているサイトがたくさんあるので、そちらを参考にすると良いでしょう。
Unity hub
unityの更におおもとというか、unityの全体を管理するものらしいです。
unityの中でもclusterのワールドを作ったり、そのほかのものを作ったりで、全く別のものになるので、それらを管理するもの、という感じです。
バージョンの合うunity
unityのバージョンは合わないとちゃんと動かなかったりアップ出来なかったりするらしいです。
これを書いている2024年8月現在、バージョンは2021.3.4f1のようです。
Cluster creators kit
Clusterでさまざまなギミックやアイテムなど、色々な基本が入っているもの。
これを導入するまでが最初の工程で、ここからスタートみたいな感じでした。
Templateとsampleがあり、sampleには予め公式が用意しているサンプルの会場やギミックなどがありました。
アセット
使いたいパーツなど。家を建てたければ床や壁、壁紙や屋根、家具などのパーツ類。
これらは自分で用意する必要がありました。
自身で3Dのパーツを作る方法と、asset storeやBOOTHでClusterでも扱える素材をダウンロードし、取り込んで使う方法があります。
自身で作る場合はBlenderという3Dの制作ソフトで作る方が多いようです。
私はそこまでは出来なかったので、asset storeやboothで素材を揃えました。
無料のものや課金アイテムなど、色々取り揃えました。
家具一つ一つから、インテリア総合アセットや街の総合アセットなど、様々なものがあります。
検索して、好みに合うものを根気よく探します。
各種プラグイン
パーツだけではなく、ギミックなども売られています。
ギミック系はCluster用のものはUnity asset storeよりもBoothで販売されています。
Clusterのkitだけでは出来ないギミックなどがあったりするので、探してみると良さそうです。
根気
大事。めげないこころ。
最後に
主に配信などをスムーズに、かつスタイリッシュできるようにと思って始めたUnityでの制作でした。
最初のとっかかりは非常に大変でしたが、今は制作はなかなかに楽しく出来るようになっています。
Cluster内では清水の作ったワールドはあたまに「UD -」がついています。
検索するときにわかりやすいと思います。
色々作っているので、ぜひ遊びに来てみてください。